福岡市HP 青果市場跡地まちづくり構想(素案)
青果市場跡地再開発(博多区)
福岡市博多区、那珂の青果市場跡地。
注目度を浴びている再開発案件が、博多区那珂の青果市場跡地の大型複合施設建設計画だ。8.8ヘクタールというスケールと福岡空港近接、都心部近接という地の利を有効活用する展望を持つ一大プロジェクトである。
また、「魅力×健康×交流」という3つのコンセプトを謳う本地の注目すべき点は、マルチな機能を備えた場所としての構想を持っていることでもある。
人が運動できる空間、災害時に利用できる空間、イベントや交流の空間の創出が主で、普段から人々が気軽に利用できる空間を提供することによって、災害時にもこの空間を戸惑うことなく活用し、助け合いの精神を備えておくことができるというわけだ。
各地で災害が頻発する昨今では、決して無視してはならない要素であるだけに、既にコンセプトに含まれているあたりは計画として高い評価を得て然るべき内容だ。
公募型プロポーザル
なお、本再開発の選定は公募型プロポーザル形式で行われる。
つまり、公募をする企業側はいかにこの立地を理解していて、且つ、コンセプトに沿えるかが試される。特に、災害時の想定と対策は市としても強く意識する点で、企業側はパーフェクトが求められることだろう。