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西新プロジェクト!愛される西新下町商店街と商業施設の融合は!

西新エルモールプラリバ跡地。復活の商業施設

福岡市早良区、西新駅直結。

2015年に惜しまれながら閉館した「西新プラリバ」。この跡地(福岡市早良区市営地下鉄西新駅直結)に新たに商業施設が建つ。施設名は現時点未定(仮称では「西新プロジェクト」)。手がけるのは東京建物だ。施設はいわゆる複合施設の計画で、居住と商業の2つが入ることになる。既に住宅棟の建設は開始されている。もともとプラリバも東京建物が手がけた施設で、今回の再開発計画でどのようなインパクトを与えてくれるかが注目したいところである。

再開発は、予定では商業施設が地上4階地下2階建てに伸びる計画。以前のプラリバと比較してダウンサイジングのイメージがあるも、これは効率を意識したメリットと解釈して問題ないだろう。また、同じ場所には地上40階地下2階に伸びるタワーマンションが建設される計画だ。西新駅の真上にできるだけに、販売開始から完売までのスピードは想像以上に早い可能性もある。

動線配慮、余裕のある敷地計画にも注目

本計画で注目しておきたいポイントは、南北貫通通路の設置である。この通路が明治通りと商店街を繋ぎ、人々の動線をストレスフリーで提供する。また敷地計画の面では、屋上緑化広場、公開広場といった、憩いとゆとりを提供する場所も計画されており、決して詰込み型の計画ではないことが評価できるポイントである。

東京建物の工法にも注目

本再開発では、元の建物をまず二つに分断する。東側は全て解体する計画とは別に、西側は解体は一部のみ。東京建物の技術を活かした珍しい工法で挑むとのこと。つまり、残してそのまま活かせる部分があるということである。

以前のプラリバを知っている人々にとっては、名残を垣間見れる意味では粋な計らいという解釈もできる。
ちなみに名残といえば他にも要素があり、地下2階の西新駅改札の階には、以前と同じくスーパーが入る予定とのこと。これまでの動線に慣れている人々を惑わせない計らいにも思える。また、帰宅動線上であり便利さの面でもマストである。

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