天神ビッグバンの本丸「福岡市中央区、旧大名小跡地再開発」
福岡市中央区、旧大名小跡地。
福岡市が主導で始まった都心部再開発事業である「天神ビッグバン」。
この再開発でいくつもの計画が生まれる中、本丸といっても過言ではない超一等地の案件が注目を浴びている。
それが「旧大名小跡地再開発」だ。応募企業は3社で、西日本鉄道、JR九州、福岡地所と、名立たる企業が名を連ねた。まさに超一等地に相応しい顔ぶれといえる。
天神ビッグバンは都心部における広域再開発事業だ。いくつもの場所が、ランドマーク、シンボルといった言葉で重要性が主張されている。もちろん、どれも重要な再開発だ。しかし、こと旧大名小跡地に関しては別格の感がある。この場所こそが、今後の福岡を牽引する場所になり得る、そしてかくあるべき開発を行う、とのニュアンスで意気込みを語った福岡市長である高島宗一郎氏の声からも、このことが伺える。
応募企業の提案は三者三様
同じ場所での再開発にしても、前述の3社の再開発案は異なっている模様。高級を表した展望は共通しているも、具体的に何をモチーフやイメージにしているかは異なるようである。
どの企業の案を採用するかは、福岡市が採点式で最終決定を下す予定。市としてどのコンセプトを気に入るのか、興味深いところである。