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半世紀を待った甲斐がここにある。交通を大きく変えた「博多バイパス」

国土交通省HPより

半世紀をかけた集大成「博多バイパス」

「見たことのない風景が広がっていた」と語るのは、齢70歳を向かえたある女性だ。

福岡市東区の国道3号博多バイパスが、今年ついに全線開通を完了した。その着手期間やおよそ半世紀である。

70歳の女性が20代だった頃に始まった工事と想像すれば、途方もなく長い期間をかけてきたことが分かる。どれほどの数の人々が待っていただろうか。50年を待つというのは中々に想像し難いケースだ。

しかし、半世紀をかけただけの見返りは確かにここにある。国道3号の渋滞緩和、長距離移動時間の大幅短縮、周辺生活道路の安全性向上。今後の人々の生活に大きく寄与してくれることは間違いないようだ。

博多バイパス概要

本バイパスは福岡市東区下原~福岡市東区二又瀬の区間、7.7kmを誇る国道3号バイパスである。
博多と名称がついているあたり賛否あるも(終点の南西側だけが博多区の一部であるという理由により)、何もこのバイパスは福岡の人々の為だけにあるものではない、外部からのバイパス利用者に向けた名称としても、博多で括るほうがよいのではないだろうか。

半世紀もかけたスケールのバイパスだ、名称一つ付けるにしても長年の議論の末のこと。問題なく定着していくことだろう。

本バイパスは大まかには香椎バイパス福岡東バイパス福岡南バイパスを繋ぐ幹線道路である。途中、いくつもの県道との交差もあり、縦に一本通ったバイパスが福岡の地域住民をはじめ、人々の繋がりを更に深めてくれる

切実だった渋滞問題

「渋滞がどれぐらい緩和されるか楽しみ」冒頭の70歳の女性はかくも語った。それほど切実な問題だったということが伺える。そこで、実際に博多バイパスを利用した人々のフレッシュな所感を以下に収集した。
スポットごとの環境、風景など、参考にして頂きたい。

・香椎付近の渋滞はやっぱり切実だった、博多バイパスの恩恵は大きい
・信号無しで入って行ける。見通しも良く走行が快適
・片側3車線の立派な車道はさすが長期間かけただけはある
・バイパスのおかげで、目的の場所まで約30分短縮されるようになった
・都市高速を松島で降りる際、交通量が減ったことを実感

無論、渋滞が特段緩和されていないといったピンポイントの課題も残っている様子だが、利用者がポイントごとの特徴を利用する中で把握していくこと、バイパスを使い慣れてくるといったことを踏まえて、時間が解決してくれる期待は持ってよいだろう。

交通と集合知の親和性の高さは、新しい道路ではよく証明されている。

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